人気ブログランキング |

【イースタン×ザゼン小説】イキル、と、シヌ/95

95
その際にシヌが持っていた2杯のビールの半分近くを
イキルのTシャツにかけてしまう。
<男子畢生危機一髪>と書かれた黒いTシャツの胸元が
ビールでぐっしょりと濡れる。
「あ、すいません!」とシヌは慌てて謝る。
きっと怒られるだろうなと彼女は思った。
だが返ってきた返事は「こちらこそ、ごめんなさい。
ビールこぼれちゃったね」。
その返答に少し安堵するが
申し訳ない気持ちは変わらない。
「ビールなんていいんです。
どうしよう、こんなに濡らしちゃって」
「あ、いいよいいよ。
ちょうどTシャツ買おうか迷ってたところだから。
きっかけをつくってくれてありがとう」(続く)
by nkgwkng | 2014-07-07 00:00 | eastern×ZAZEN @J
<< 【イースタン×ザゼン小説】... 【イースタン×ザゼン小説】... >>