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【イースタン×ザゼン小説】イキル、と、シヌ/104

104
ふたりは別々にお互いが来るのを待った。
イキルは地上で彼女を待ち、
シヌは恋人と地下のライブハウスの
出入り口の前で彼を待っていた。
でもふたりは会うことができない。
時計を見ると午後10時前だった。
ライブハウスからあらかたの人びとが出た模様だ。
シヌは諦めて地上に上がろうとする。
「ごめんね。どうしてもビールをかけてしまったお詫びを
改めてきちんとしたかったんだ。
あとイースタンユースもとても良かったって伝えたかった。
やっぱり物販であの人がTシャツを買ってる時、
ちゃんと話しておくべきだったよ」
後悔の念を引き摺りながらシヌは階段を上がる。
息が上がる。
ビルの合間の夜空を見上げた、その時だ。(続く)
by nkgwkng | 2014-07-16 00:24 | eastern×ZAZEN @J
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