失踪・自殺日記①

●2004年11月
当時、六本木にあった
編集プロダクション(ブラック企業)にて
勤務していたが激務のためメンタルをヤラれる。
徹夜明けの誰もいない編集部で発狂し、
気がついたら電車に乗って失踪していた。
所持金2000円だったため
3日間かけて無賃乗車で広島まで行く。

途中、降りた駅は
名古屋駅(1日目)、福山駅(2日目)。

名古屋ではマンションの屋上にまで上がり
建物の淵に立って飛び降りようとした。
しかし下を見ると漆黒の闇が広がっていて
形容できない恐怖に見舞われる。
あとクソ人間の社長のせいで
自殺するのはバカらしいとも思う。
幸か不幸か自殺未遂で終わる。

福山駅では周辺の地下道で眠ろうとするが
寒気に襲われ、コートを着ていても眠れなかった。
あの時の地面の固さ、風の冷たさは忘れない。
一晩中、歩いて死から逃げた。

そして最終地・広島駅。
なぜ最期に広島を選んだのかわからないが
とりあえず原爆ドームを観てから
もう一度自殺しようと思った。
しかし、いざ飛び降り自殺しようとするとなると
適当なビルが見つからず郊外をフラフラ。
ブルーハーツを口ずさみながら歩く。
自然に『TRAIN-TRAIN』を歌い、
その歌詞が心に響いて泣きながら歩いた。

 土砂降りの痛みのなかを
 傘もささず走っていく
 いやらしさも汚らしさも
 むき出しにして走ってく
 聖者になんてなれないよ
 だけど生きている方がいい
 だから僕は歌うんだよ
 精一杯でかい声で

死ぬのは嫌だと強く思う。
それで妻に電話して失踪劇は幕を閉じる。

翌日、東京駅で妻に迎えられる。
あの時の彼女のほっとした笑顔は忘れない。

帰宅後、迷惑を掛けた人々に電話などで謝罪。
めちゃめちゃ怒られた。
もう二度と自殺なんて考えないと
(その時は)決心したのだった。

《続く》

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by nkgwkng | 2018-02-21 09:07 | とっ散らかった言葉
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